屋島の青猫さんで8月のワークショップはアナベルのフラワーボール

アナベルは、北アメリカ東部原産のアジサイの仲間です。アナベルは、ミモザと同じく、短い期間だけ花市場に出回ります。期間限定の季節感を味わえる植物のひとつです。薄緑からアイボリー、そして優しい緑色に変化します。

お花屋さんに、アナベルが市場に入りだしたら連絡をください。とお願いしていました。暑さ本番の8月の初めにアナベルがはいってきたよ。と連絡をもらいました。生のアナベルで何かを作りたいというリクエストがありましたので、今回はフラワーボールを作ってみました。

準備するもの

アナベル1本、オアシス、ワイヤー、麻ひも、リボン、カッターナイフ、ハサミです。アナベル1本とオアシスさへあれば、簡単に作ることができます。

作り方

まずは、四角のオアシスを球体にカッターナイフで削っていきます。カッターナイフで大まかに角を削ってから、後は、不要になったプラスティックの蓋で面を擦っていくと滑らかな球面になります。丸くなったら、中心にワイヤーを差し込み、つるすための紐を通すところを作っておきます。

アナベルのお花を小分けにしていきます

お花と言ってもアジサイのお花に見える部分は実はガクが発達したものです。房を小分けにハサミでカットしてきます。

花びらと花びらがからまって、お花がちぎれないように、そっと絡んだところをほどいていきます。その時のお花の感触とかすかな香りと綺麗な緑色を楽しみながらの作業が今日の一番のいいところです。

オアシスにアナベルをさしていきます

アナベルが綺麗にすべて小分けにできたら、あとは、丸いオアシスに万遍に隙間なく、丸に近づくようにさしていきます。ポイントとしては水平ライン、縦の十字のラインを先にさしてから、偏らず、材料を確認しながらさしていきます。短く切れてしまったものや茎が柔らかくなったものは、ワイヤリングをして無駄なく使います。

最後の仕上げ

生成りのフリンジリボンを少しだけ飾りに添えました。リボンに各自、好きなメッセージをスタンプで押してみました。好きな長さの麻ひもを通して完成です。

 

まとめ

今回は、アナベルのグリーンが一番綺麗な時期に作ることができました。8月の初めにお花屋さんから、アナベルが入荷してきたよと連絡があり、月末にはお花の色が悪くなるということ。しかもお盆の時期も重なって、ワークショップはいつにしようかと悩みました。短い募集期間となりましたが、アナベルを触ってみたいというお花好きさんが集まりました。

白いアナベルは見たことあるけど、緑色は見たことない人がほとんどでした。育てたことのある人は、ご存じだと思いますが薄緑から満開のアイボリー、そして自然の緑色になります。ドライになり色が少しずつ抜けていきます。

贅沢にも生のお花をずっと触りながら作業ができ、綺麗に丸い形に仕上がったお花のボールを眺めて、笑顔になったのは、言うまでもありません。

ワークショップ後、青猫さん手作りのケーキをいただきながら、お花や植物の情報交換をしました。楽しい時間はあっという間です。この日は、どうしても午前に来られない人のために、午後から出張ワークショップもありました。来月は、フェイクの多肉植物を使ったアレンジをします。

7月のワークショップは、こちらです。よかったらご覧ください。https://peaceofmind-flower1.com/lesson-ws/ws-7

 







ABOUTこの記事をかいた人

香川県在住フラワーデザイナー(講師歴15年目) 緑のある暮らしが好きです。花、植物、自然が好き,マンションのベランダでバラを育てています。 2020年12月からカメラを始めました。 お花に触れて幸せだなと感じて癒される時間を一緒に過ごしましょう。 楽しい時間は自分で作って、自分の時間を楽しみましょう。