お花を買いに産直へ アンティークな渋い色のトルコキキョウの秋色ブーケ

とても暖かいお天気が続いています。3連休も最終日、生の花束を作りたくて、産直に出かけてみることに。さて、どんなお花があったでしょうか。

今日の産直花

今日は、珍しく産直の駐車場が空いていました。時間は、午前7時半ごろです。入り口を入って右側がお花のコーナーです。お花は、バケツようなものに入れられて販売されています。売り場の半分くらいは、仏壇用に組まれたお花が並んでいます。まず最初にぐるっと見回して、売り場にあるお花の中から、気になるお花を探していきます。

今日一番目についたのは、小豆色のトルコキキョウです。初めてみた色です。今日はこのお花を使ってみることにしました。小豆色のトルコキキョウですが、つぼみは、新芽を思わせるような黄緑色です。咲き進むにつれ、黄緑色が小豆色に変化していきます。お花によって、黄緑色から小豆色へのグラデーションが違います。また、トルコキキョウならではの薄くフリルの花びらから、渋さの中にエレガントさが混じります。今日は合わせるお花に悩みました。産直には、お花屋さんで販売されているようなお花はなく、一般的なお花、つまりスーパーのお花コーナーで販売されているようなお花が主になります。ゆり、菊、カーネーションなどです。その中でイメージを膨らしながら、色合わせを考えて選んでいきます。なかなか決まらないときは、ここで時間があっという間に過ぎていきます。

合わせて選んだのは、スプレーカーネーション、スターチス、ストック、エリンジューム、リューカデンドロです。スプレーカーネションもスターチスも少しベージュがかったくすみ系のピンク色です。グリーンの葉物は、まったく販売されていませんでした。ここで添えられているグリーンの葉っぱは、ベランダで栽培しているアスパラです。少し、グリーンを足してあげるだけで、お花がいきいきとしてきます。

スパイラルに束ねる丸いブーケ

お花の下準備をしてから、お花の大きさ、色合いをみながら、お花を束ねていきます。横から見たり、上から見たりすることも忘れないようにします。なかなか上手く束ねられないときは、お花が傷まない程度に、何回か練習するのもいい方法です。大きい花束もありますが、日々の暮らしではこれくらいの小さめの花束が食卓にも飾れるので好きです。同じ花材を束ねないで、オアシスにアレンジしてみたり、また、花束にする時に取り除けなければならない短い茎のお花を使って、ミニグラスにお花を飾ってみるのも楽しいです。

まとめ

今日は、産直では珍しくアンティークな渋い色のお花があり、束ねてみると、秋色のブーケができあがりました。花瓶にいけるより、手に持って写真を撮りたくなるようなブーケです。写真は、なかなかいつも頭を悩ますところで、このトルコキキョウの微妙な色あいを目で見たまま写真に撮るのは、とても難しいところです。今後の課題です。

お花を選ぶところから始まり、写真をとるところまで、夢中になり、あっという間に時間が過ぎます。そして、イメージ通りの作品ができた時は、嬉しくなります。お花を触るだけでも充分に嬉しくなれるのです。なぜ産直でお花を買うのと言うと。それは言うまでもなく、新鮮でお値段がお手頃だからです。お花屋さんで買う半分くらいのお値段で花材を揃えられます。限られた花材の中であれこれ悩むのも楽しい時間です。地域ごとに産直があると思いますので、産直にお花を買いに行ってみてください。

ABOUTこの記事をかいた人

香川県在住フラワーデザイナー(講師歴15年目) 緑のある暮らしが好きです。花、植物、自然が好き,マンションのベランダでバラを育てています。 2020年12月からカメラを始めました。 お花に触れて幸せだなと感じて癒される時間を一緒に過ごしましょう。 楽しい時間は自分で作って、自分の時間を楽しみましょう。