季節を映す庭 ―紫のショウブとくちなし香る6月の栗林公園

四国も梅雨入りを迎えました。雨の日は少し肌寒く感じることもありましたが、昨日あたりから気温が上がり、湿気とともに夏の気配を感じます。

そんな中、栗林公園のショウブが見頃ではないかと思い、カメラを持って午後から散策に出かけました。訪れたのは、2025.06.15です。

梅雨入りの栗林公園を歩く

車は、いつも北門付近に停めます。交通量が少ないので安全です。ショウブ園には北門からが近いです。

料金所で支払いを済ませます。うどん県パスポートを持っていると入場割引があります。団体割引になります。うどん県パスポートは、栗林公園内でも配布されていますので、受付の料金所で問い合わせてみてください。四国のいろんなところの割引があります。

ショウブ園の方に向かって歩いて行くとすぐに右手に大きな木が出迎えてくれます。木陰は気持ちよさそうです。

ショウブ園まで続く道は大きな木々が重なり合い、木陰になっています。葉っぱは日差しを浴びきらきらと透き通るように緑色が重なり合い美しい道となっていました。

紫のグラデーションが美しいショウブ園

昨日まで心地よかったお天気が嘘のように湿度と気温がとても高く蒸し暑い日中でした。急な暑さで体がついていかず、くらくらとしそうでした。暑い中、ショウブ園の前では、ショウブを愛でに何人かの人が訪れていました。去年、訪れた時に比べると9部咲きと言ったところでしょうか

くちなしの花の香りに誘われて

ショウブを見ているとどこからともなくいい香りが漂ってきます。ショウブっていい香りがするのって思うくらい辺り一面にいい香りでした。

辺りを見回すと、くちなしのお花が終りかけでしたが、いろんな場所に咲いていました。真っ白いお花です。終わりかけになると白い花びらは、少し茶色がかってきます。

それでも、精一杯の香りを放ち、また、この日は湿度も高いことから、なお一層香りを感じることができたのではと思いました。

ハスとスイレンの季節へ

ハスのお花はこれからというところでした。固いツボミをたくさん付けていました。大きな葉っぱを太陽に向けて、ハスの葉っぱすべてが太陽の光で透けて見えてこれも美しかったです。気の早い一輪だけ、お花が咲いていました。これから白色やピンク色の大輪が咲くのも楽しみです。

ショウブ園から少し足を延ばすと、スイレンは、見頃を迎えています。訪れたのは、ショウブ園でカメラで時間を過ごした後、しかも3時頃でした。スイレンは、午前中に咲いてお昼には閉じてしまうのです。珍しいクリーム色のようなスイレンです。

まとめ

久しぶりの栗林公園は、緑の濃淡と花の美しさに包まれた特別な時間でした。今回はショウブを中心に楽し見ましたが、どの季節にもそれぞれの魅力があります。

瀬戸内国際芸術祭の春会期が終わったことや、訪れた日から急に気温と湿度が上がった影響で、訪れる人は少なめでした。料金所の方も「今日は静かですね」と話されていました。

栗林公園は、ご存じの通り、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで「わざわざ旅行する価値がある」を意味する三ツ星として紹介されています。日本屈指の名園「栗林公園」へ、ぜひ、季節や時間を変えて訪れてみてください。

前回訪れた栗林公園の様子は、こちらです。→https://peaceofmind-flower1.com/camera/ritsurin-garden

栗林公園のHPは、こちらです。→https://www.my-kagawa.jp/ritsuringarde