しばらくの間、3月の中旬からブログをお休みしていました。とういのは、毎年恒例にしているお誕生日月の2月に乳がんと子宮頸がんのがん検診に行ったところ、乳がんの検査で疑わしきところがありということで、精密検査となりました。
がんの告知
まさか自分ががんになるなんて想像もしていませんでした。がんは、自分は絶対にならないと思っていました。きっと誰もがそう思っているかもしれません。しかしながら、2人に1人はがんになるという時代です。今まで細胞診は3回ほど受けたことはありましたが結果は、石灰質の塊ということで、心配いりません。定期的に検診をお願いします。という先生の言葉に安心して帰っていました。
細胞診は、胸に麻酔を打ち、2ミリほどの細い注射針で細胞をとるというものでした。今回の検査は、少しいつもと違っていました。なんか嫌な予感でした。検査をしますねと私の周りに3人もの看護師さんが入ってきました。ビックリするかもしれませんが、音だけですからねと言われ麻酔が始まると看護師さんが私の腕をさすりだしました。これは何ごとが始まるのだろうという感じでした。いつもと違う検査器具を使っての検査でした。
いつもは2ミリの注射針ですが、今回は4ミリの注射針、細胞を保存する容器から全く違うし、処置が終わってから、体に止血する為にサポーターを胸に巻いたりと、何かいつもと違う空気を体で感じることとなりました。先生に「いつもと検査が違うんですね。」と尋ねたら、こちらの方が細胞がたくさん取れる分、詳しくわかりますからと言われました。それは組織診でした。検査結果は、来週ということで午前中の検診が終わりました。今日は1日、有休をとっていて時間が空いていたので、気が重いまま、水道資料館に写真を撮りにい行ったのを思い出します。
この写真はその時の水道資料館での写真です。
検査結果
順番が呼ばれ、先生の前に座ると、すぐに送られてきた結果を見ながら、結果は悪性のがんです。ステージは0。この時、私の頭の中は、ぐるぐるといろんなことが回り始めました。どういう風に受け止めていいのかどんな顔をしたらいいのか、がんってすぐに告知されるものなんだと、考えている内に、先生はすぐに手術の話になり、温存か全敵かなどの話もありました。今日は、手術前の話と手術前検査をして帰ってもらいます。その時に、だんだん目がしらが熱くなってくる自分がいたのを思い出します。そこで自分の口から出た言葉は、「早くがんを見つけていただいてありがとございます。」でした。こんな時にどうしてこんなに冷静なことが言えるのかびっくりするくらいでした。先生が、「冷静に受け止めてくれてありがとう。」と言ってくれました。きっと、ここで泣き崩れる人や動揺する人がたくさんいるんだろうなと思いました。
診察室を出て待合室に座った途端、マスクをしている顔は、たちまち、涙でクチャクチャになってしまいました。ステージ0でも全敵することはありますとも説明を受けました。冷静になればなるほど大切な綺麗な胸が傷つくかもしれない、もしかしたらなくなってしまうかもしれないということ、決断するもしないも手術するしかないのです。どう気持ちを整理したらよいのかわかりませんでした。検査をしに行ったのが2月16日、検査結果が2月25日、MRIが3月6日(MRIの結果により、どのように手術をするか決まります)手術が4月6日となり、人生において最大のスピードでくよくよしたり悲しんでる暇がないほど、決心しなければいけなくて、あまりにも突然で最大の出来事が起こってしまったのです。告知される前と後では、死というものを少し、見つめなければいけない自分がいることを受け入れなければなりませんでした。
手術を無事終える
4月5日入院、4月6日手術、4月9日退院、4月14日抜糸、4月15日仕事復帰で現在にいたります。全身麻酔で手術をしたことがないものですから手術が怖くて怖くて、どうなることかと思いましたが、医学の進歩はすごいもので、手術台に上がると、麻酔を入れ始めたら1秒で眠りにつき、起こされた時には、全てが完了していました。思わず、「手術は終わったのですか。」と酸素マスク越しに先生に質問をしました。ゴールデンウイーク明けの5月6日に手術で取り除いたがん細胞の詳しい結果が出ます。それによって今後の治療方針が決まります。がんの治療は、ガンを手術してからが始まりということをがんになって初めて知ることになりました。
自分を励まし続けてくれたのは
今回、何よりも心の不安をいつも相談したり、励ましてくれたのは病気と戦った友達でした。ガンを宣告された時の気持ち、自分が体験した時のこと、今、気分が落ち込んでいるだろうという時に、叱咤激励してくれて笑顔にさせてくれました。自分では明るく振る舞っている時も、一日の中で、ふと一瞬落ち込んだりする時間があったりするのですが、絶妙なタイミングで元気の出るメッセージを送ってきてくれたりしました。入院中や手術当日まで不安なく過ごせたのは、病気と戦った大切な友だちの大きな存在でした。なぜか家族には弱みを見せれませんでした。
そして、もう一つは、植物やお花です。ガンを宣告されてからも、お花はずっと触っていました。退院した日も帰りは、お花を1番に買いに行きました。お花を人に教えている目的の一つに、お花で癒しの時間を味わってもらうこと。お花で笑顔や元気になってもらうこと。お花を触っている時間は日常を忘れ楽しい時間を過ごせた、いい時間だった。と思ってもらうことです。お花をお家に飾ってみようかなとか、お花を好きな人が一人でも増えたらいいなと思って、お花のワークショップなどをしています。そんな私が、お花から、元気をもらうことを体験してしまいました。
まとめ
今回は、ブログをお休みしている間に撮ったお花や植物の写真をアップします。乳がんについてのことは、機会がありましたら、また、書き記して行こうと思います。私は、毎年がん検診を受けていましたのでステージ0で見つかったと思います。ぜひ、乳がん検診は受けてください。ブログの投稿ペースが元の状態に戻れるよう、無理せずにゆっくり進めていきたいと思います。そして、元気がない時や疲れている時、お花や植物を見てみてください。お部屋にお花や植物を飾れなくても、お散歩しながら植物観察もいいかもしれません。私は、楽しい時間をなお一層大切にしたいと思うようになりました。これからもどうぞ宜しくお願いいたします。
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