瀬戸内に浮かぶ「犬島」へ 船を乗り継いでカメラ遠足

瀬戸内海にはたくさんの島があります。また、瀬戸内国際芸術祭などで、小さな島が世界中の人に注目されるようになりました。以外に地元の人は、近くにある島に行ってるようで行ってないことがあります。今回訪れたのは、岡山県の犬島です。

高松港から船を乗り継いで犬島へ

8時13分の直島行きのフェリーに乗ります。往復のフェリー代金は990円

直島に着くとここから犬島行の高速艇に乗ります。往復チケットはなく、ここでは片道1880円を行きと帰りの2回買います。乗り継ぎまでのわずかな時間で草間彌生さんの赤いかぼちゃを見ることができます。犬島行高速艇の乗り場まで、急いで歩きます。写真を撮らなければ、乗り継ぎの時間は十分にあるはずです。

高速艇は途中、豊島に寄港します。高速艇は小さく、スピードが速い分、揺れもあり、体調の悪い人は、船酔いをするかもしれませんので気を付けてください。白い水しぶきを上げながらビュンビュンと進んでいきます。直島、豊島で下船する人はたくさんいましたが、犬島へ行く人は、わずかな人でした。10時15分犬島に到着です。

犬島精錬所美術館

犬島の港で奈良、岡山方面から参加のカメラ仲間と待ち合わせです。岡山からは、フェリーは10分ほどの乗船で代金も往復600円です。待ち合わせまでの時間、美しい瀬戸内の景色を眺めては、写真を撮ったり、お土産を見たり、ゆるりと穏やかな時間を過ごしました。朝晩の寒暖差が出てきた11月ですが、この日は、小春日和がふさわしい、風もなく穏やかなお天気でした。

本州からの仲間と合流し、早速に犬島精錬所美術館に向かいます。すぐ目の前に煉瓦の煙突がそびえたち、美術館までは、わずかな距離です。美術館の中は、撮影禁止でした。煉瓦の色が黒かったり、砂の色が黒かったりするのは、環境のことをふと考えることになったと思います。近くにある豊島とともに過去の環境に対する問題は忘れてはいけないことに気づかされるのでした。

犬島精練美術館の中は暗く、からくりがあり、写真を撮ってはいけない意味が中に入ってわかりました。これから訪れる方のために、中の様子は秘密にしておきます。美術館の入館料は2100円です。あっという間の美術館内の滞在と建物を出てから外の景色が瀬戸内の海に重なり、独特の世界観を出しています。見たことのない景色が広がります。

お昼ご飯は、チケットセンター内にあるカフェで

ランチの選択は、タコ飯かミネストローネです。タコ飯と言いたいところミネストローネを選んでしまい、そこは、タコ飯だったかなと思いました。コーヒーか紅茶がついて1100円でした。チケットセンター内にはお土産コーナーがあり、写真集やお菓子など、セレクトされたものが並んでいて、今風のおしゃれなお土産屋さんです。

食後は「犬島暮らしの植物園」を目指して

 

ゆっくりゆっくりとカメラで写真を撮りながら歩いてゆきます。途中、S邸やA邸で立ち止まり、たくさん写真を撮りました。突然現れるアートな世界に引き込まれ、島全体がアートに包まれているようでした。植物園までの道には、お花が所々に咲いていて、自然に咲いている様子が何とも癒される風景です。

 

 

ガラスの温室が見えたら植物園に到着です。植物園にもいろいろありますが、ここは、ゆるくスローな感じの植物園です。イングリッシュガーデンのように作りこまれたお庭はそれはそれで美しく、この植物園は、このゆるいスタイルがこの島にぴったりのスタイルだと思います。まるで誰かのお庭にお邪魔したかのような植物園です。11月なのにお花がまだまだ咲いていて、鶏が放し飼いにされていて、植物園自体が島の景色に溶け込んで、まさしくのどかな風景そのものでした。温室の中は、可愛いものがたくさん目に写りました。

 

港まで同じ道をたどり、早くも帰りのフェリーの岡山行きは15時35分発、高松行きは最終便15時50分発の船に乗りそれそれの岐路につくのでした。

犬島チケットセンターは、港に隣接されており、船のチケットや美術館のチケット、おみやげなどが買えます。チケットセンターや美術館のスタッフの方は、無印ウエアーでまとめられている感じでした。美術館の方の手に持つライトも無印良品でした。チケットセンターの中にカフェがあります。直島などどともにベネッセが展開していアート活動の一環です。

 

まとめ

カメラのおかげで自分では、いつか行くだろうとなかなか行けない島に行くことができました。交通費、美術館の入場券などを含め、他の島に行くのと比べると少しお高めでしたが、ここでしか見れない景色は瀬戸内の大切な宝物だなと思いました。犬島に何十年も通って写真を撮り続けているカメラマンにも会いました。11月にこんなに花が咲いている犬島は、季節を変えて春に訪れるといいのではないでしょうか。この日、車が走っているのは見ませんでした。もちろん、停まっている車も・・・のどかという言葉がふさわしい1日でした。高松港到着は犬島を15j時50分に出てから18時になりました。待ち時間や乗り継ぎの時間を含め片道2時間と少しの船旅です。瀬戸内芸術祭が始まる前に島に訪れるのも、混雑していなくてのんびりできるのでお勧めです。

ABOUTこの記事をかいた人

香川県在住フラワーデザイナー(講師歴15年目) 緑のある暮らしが好きです。花、植物、自然が好き,マンションのベランダでバラを育てています。 2020年12月からカメラを始めました。 お花に触れて幸せだなと感じて癒される時間を一緒に過ごしましょう。 楽しい時間は自分で作って、自分の時間を楽しみましょう。