東山魁夷と言えば、壮大な静かなる山や森、湖の青緑の東山ブルーの絵を思い出すのではないでしょうか。東山魁夷が北欧を訪れて、北欧を描いた美術展が開催されていました。東山魁夷が北欧を描くとどんな絵になるのだろうというのが、最も興味深いところでした。11月の3連休の最終日、会期の最終日に行ってきました。
櫃石島を望む沙弥地区の美しい瀬戸内の自然に囲まれた小さな美術館
朝一番の用事を済ませてから、坂出へ車を走らせました。11月というのに車の中はクーラーをかけなければいけないくらい、少し暑い一日でした。番の州では、高校の駅伝大会や、サッカーの試合などが行われていて、広い駐車場は、すでにいっぱいでした。
東山魁夷せとうち美術館は、谷口吉生氏が設計した海の見える美術館です。大きさもこじんまりしています。一度、絵を見てお茶をして、入場券があれば再度、入場することができます。私は、お茶をした後に、本に載っていた絵を見るために、再度入場しました。
東山魁夷が描いた北欧の絵
厳格に写真撮影が禁止の美術館です。東山魁夷が見つめた北欧の風景や暮らしが、いつもとは違う、小さめの作品や色使いなど、今見ても、とても新鮮でした。デザイン画のように北欧を描いた1枚1枚がお洒落で、北欧好きな人たちにも人気な今回の北欧の特別展だったように思います。
海の見えるカフェ
美術館の内部、最後の出口から、海が見えるカフェへと階段が続きます。階段を降りてきた人は、窓から見える海の景色を見て、ワー綺麗とみんな声が出てしまうほどです。
瀬戸大橋も見え、この日はお天気も良かったので、青い海が目の前に見えました。東山魁夷が描く1枚の絵画を見ているような景色です。外から眺めると鮮やかな瀬戸内海のブルーです。
東山魁夷の絵が描かれた食器
カフェでは、東山魁夷が描いた絵のコーヒーカップやお皿でケーキセットを食べられます。何と可愛い絵でしょう。小さな子花や女の子の絵まで、いつもの東山魁夷の絵からは想像できないような可愛らしい絵です。このカップアンドソーサーは、完売とのことでした。この絵が館内の本の中にあるというので、お茶を飲んだ後に再入場をして、絵を探してきました。
北欧雑貨の展示
壁一面には、マリメッコのビニールシートが何種類も展示されていました。空間には、ヴィンテージ物の北欧雑貨が展示されており、古い昔のものであるのに、今もなお、おしゃれで洗練されたデザインは、北欧好きにはたまらないものでした。
まとめ
香川県には、たくさんの有名な美術館があります。東山魁夷せとうち美術館は、香川ならではの瀬戸内海に面している美術館の一つでもあります。美術館も谷口吉生氏が設計したものであり、展示されているものと建築物としての美術館と両方楽しめることができます。
また、東山魁夷せとうち美術館は、海や瀬戸大橋が目の前に見えて、美術館周辺の景色も楽しめます。お勧めの美術館の一つです。私は、家に戻ってから、東山魁夷が描いた画集を再度見てみたいと思いました。芸術の秋、美術館に出かけて、美術館内にあるカフェでゆっくり過ごすのもいいですね。
最近のコメント