ベランダで育てたオリーブの実の収穫 誰でもできる1番簡単な渋抜きの方法

金曜日の雨は風もきつく、ベランダのオリーブの木が揺れていました。オリーブを今、収穫するべきかどうなのか。まだ、熟してないものもあるので、雨が上がってから様子をみることに。土日は秋晴れのとってもいいお天気でした。2日間は、終日用事があり、いつもの朝の産直にお花を買いに行けませんでした。

オリーブの実の収穫

日曜日の朝の水やりの時、オリーブの木を見ると、いつもあるところにオリーブの実がありません。熟したワイン色の実がなくなっていることに気づきました。そう、昨日は、お天気だったのですが、風が晩まで強く吹いていたのです。風でオリーブの実が落下してしまったのです。

慌てて、朝、木についている実を全て収穫しました。収穫は10粒となりました。去年より増えています。オリーブの実の色のグリーンからワイン色への自然の色づき具合が何とも言えず綺麗です。明るい緑色から熟したものはワイン色がだんだん濃くなっています。葡萄みたいにそのまま食べたいくらいです。

オリーブの渋抜きの仕方

オリーブの実は、とてもきれいですが、そのまま食べれないのが難点の一つです。渋抜きの方法といっても、いろんな方法があります。調べてみただけでも12種類ほどありました。

その中で、私は一番簡単で、日本酒に漬けて渋抜きをする方法を選びました。オリーブの実を洗って、日本酒に漬けるだけです。日本酒の麹菌がオリーブの渋みを取ってくれるようです。日本酒なら、特別に買いに行かなくてもいいですし、渋抜きの期間が約半月ほどと短くていいのが何よりです。

また、漬け込んだ日本酒は、オリーブの実のポリフェノールが染み出し、オリーブ酒としてもいただけます。ほんのり日本酒が色づきます。ちなみにワインで同じように渋抜きをすると約1年はかかるようです。

渋抜きできたオリーブの実は4パーセントくらいの塩水につけておくと、今度はワインのおつまみになります。種を抜いて輪切りにして、塩、胡椒で他のお野菜と炒めてもいいです。収穫した数は少ないですが、せっかく採れた大切なオリーブの実を味わって楽しみたいと思います。

家庭でオリーブの実を美味しく食べる12の方法

【実を食べる方法】

1)重曹で渋を抜く

難易度★★★★ 手間は掛かるけどフレッシュなサラダ感覚のオリーブの風味を楽しめる方法。

2)塩で渋を抜く

難易度★    塩をまぶして置いておくだけの最も簡単な方法。塩や実の品種の組み合わせなどにこだわると楽しい。

3)水で渋を抜く

難易度★★★★★2カ月ほど毎日、水を替えて徐々に渋を抜く方法です。一番難易度高いかもです。大変です。

4)塩水で渋を抜く

難易度★★   7カ月ほど塩水に浸すだけの簡単な方法です。

5)ワインで渋を抜く

難易度★★   1年ほどアルコール類に漬けるだけでオリーブの香りがするお菓子になります。

6)日本酒で渋を抜く

難易度★    日本酒の麹菌によって半月程で渋が抜けます。オリーブの養分が移ったポリフェノールたっぷりのオリーブ酒が半月くらいでできます。

7)干して渋を抜く

難易度★★★  塩で水分を抜いた後、日陰干しするだけ。オリーブ特有の油の旨みが感じられる素朴な味を楽しめます。

8)焼いて渋を抜く

難易度★    完熟したブラックオリーブを塩で炒めるだけのイタリアの田舎料理。オリーブ特有の渋みも楽しむ。

9)乾かしで渋を抜く

難易度★★★  乾燥機で低温乾燥させて、オリーブの旨味を閉じ込めます。

10)熟させて渋を抜く

難易度☆    何もしません。真っ黒に完熟した実をそのままにして真冬に採って食べます。オリーブの仄かな甘みが感じられます。

11)苛性ソーダで渋を抜く

難易度★★★  国内のほぼ全てのオリーブの塩漬けはこの方法で作られている。薬剤の取り扱いに注意が必要。

【オイルにする方法】

12)オリーブオイルを手搾りする

難易度★★★★★成功するコツは完熟した実を使うことと油分率が高い品種を使うこと。それと搾れると信じ続ける気持ち。

井上誠耕園さまのHPより

オリーブの木は、香川県の県木です。オリーブの葉は常緑で、葉っぱの表と裏の色が違い、大きさも小さく、色も渋い緑色で葉の裏はシルバーリーフのようでおしゃれな木です。アイボリーの小さいお花が咲き、そのあとは、こんなにきれいな実がなります。

まとめ

オリーブの木をシンボルツリーとして育ててみませんか。私は、ベランダで1鉢育てています。2本育てないと実がならないと言う人もいますが、私のベランダは1本で育てています。隣のベランダにもどうやらオリーブの木があるようです。お庭に地植えすると大きく育ちオリーブの実がたくさんなっているお家を見かけます。目で見て楽しめて、実を収穫する楽しみがあり、お勧めの植物です。ホームセンターやスーパーなどに小さい苗が売っていますので、ぜひ育ててみてください。そして、一番簡単な日本酒で渋抜きするのも お勧めです。

 







ABOUTこの記事をかいた人

香川県在住フラワーデザイナー(講師歴15年目) 緑のある暮らしが好きです。花、植物、自然が好き,マンションのベランダでバラを育てています。 2020年12月からカメラを始めました。 お花に触れて幸せだなと感じて癒される時間を一緒に過ごしましょう。 楽しい時間は自分で作って、自分の時間を楽しみましょう。