暑かった8月 どんなお花を飾ったのでしょうか

暑かった夏も秋への季節の移り変わりの時となりました。8月はどんなお花を生けたでしょうか。

 

クレマチスベル型を単品で飾る

クレマチスの中でも、小ぶりでベルのような形をしているものが好きです。目立たななく脇役の存在ですが、どこから見ても可愛い姿です。産直に並ぶのは1年に1回か2回ですが、このお花があると買ってしまいます。ベル型のクレマチスは、いつも下を向いて咲きます。その姿もお花の水替えの時に、下から見る姿も美しいです。あちらこちらとお花の向きがばらばらですが、合わせるようなお花も産直にはなく単品で飾ってみることにしました。ベランダで育ててみたいお花の一つです。

 

夏の暑さでお花は少なめに

大量の束で千日紅やケイトウが販売されています。ドライにもできる千日紅です。暑い時期なので、お花も少なめに生けます。8月はお盆の時期というのもあって、お墓参り用のお花が大半を占めていました。小菊が多かったです。少な目の千日紅を買ってワレモコウと合わせてみました。お花が綺麗でも花瓶の水の温度が上がり、茎から傷んできます。リースやスワッグなど最初からドライ用に使うのもいいかもしれません。

中旬が過ぎると

少しずつ菊以外のお花も並びだしました。この日は、少し涼しく感じて花束を組んでみることにしました。産直のお花だけで組んでみます。一番目についたのはサンデルシ―という白いお花です。小花が集まっていて、小花の中心が深緑色をしていてキュートなお花です。中心の深緑色は、日にちが経つにつれて緑色に変化していきます。バラを1本、花びらが糸のように細いガーベラ(まるで折り紙をハサミで工作したようです)ミント、トルコキキョウを合わせてみました。束ねるたびにミントが香り爽やかです。久しぶりに気分の上がるミニブーケです。産直には、グリーン物がほとんどありませんので、ミントがあればグリーンの代わりになります。葉っぱも綺麗なグリーンですし、お花もついていて、少し動きがある花さきがなかなかいいです。

ベランダのバラ

この時期、ベランダのバラは、葉っぱだけになっています。強い夏の日差しにも負けず、少しお水が足らないような気もしますが、それなりに頑張ってくれています。9月に入って剪定をするため、花は咲かせないように、蕾を仕方なく積みます。秋に綺麗なバラを咲かすために、バラにエネルギを蓄えさせるためです。バラのつぼみを見つけてはつんでいるのですが、見落としていて、蕾が開きかけて花びらの色が見えたところでみつけることもあります。その蕾はお部屋の中に飾ります。とても小さいバラですが、柔らかい緑の茎が新鮮で、切り花として楽しみます。

まとめ

 

今年の夏はいつもより暑いような気がしました。バタバタと駆け足で通り過ぎていきましたが、忙しい時だからこそ、お部屋にお花を飾ること、立派なお花ではないけれどコップに1輪植物があるだけで心が安らぐような気がしました。夏は、お花の持ちも確かに悪いですが、お値段のお手頃なお花なら、気兼ねなく飾れると思います。そういう点では産直のお花がおすすめです。季節を感じる秋のお花や秋のベランダのバラもこれから楽しみです。

ABOUTこの記事をかいた人

香川県在住フラワーデザイナー(講師歴15年目) 緑のある暮らしが好きです。花、植物、自然が好き,マンションのベランダでバラを育てています。 2020年12月からカメラを始めました。 お花に触れて幸せだなと感じて癒される時間を一緒に過ごしましょう。 楽しい時間は自分で作って、自分の時間を楽しみましょう。