1階がお花屋さんのレトロな丸亀ビルは写真撮影におすすめ

丸亀市図書館から南手に茶色の3階建てのビルがあります。1階にはgraine la rueというお花屋さん、他に雑貨屋さんがあり、どの部屋も背の高い窓があり、日差しが天井の高い部屋に綺麗に差し込みます。

今月の写真教室の課題はgirl

自分が通っている写真教室の写交場の課題が今月はポートレートでgirlです。最終日までどんなgirlが撮れるかいろんなことに挑戦してみました。ここでは、初めてモデルさんにお願いをしてレトロなビルで撮影をしました。条件は16歳以上、人によって、60代でも90代でもとらえ方によっては、girlになるのであればいいようです。ここは素直に実年齢のgirl,22歳のモデル経験のある現役女子大生に頼んでみました。

モデルを探して、頼む過程もそう簡単じゃないということを学びました。相手の都合、自分の都合、モデル料、撮影の時間など、タイミングが合う人を探すのに、どれだけ時間がかかったことでしょう。知っている限り、しかも自分のイメージにかけ離れていない人であることも考えながらのモデルさん探しとなりました。

1階にあるgraine la rueというお花屋さん

お花屋さんは、見ているだけでも癒されるそんな空間です。１回のお花屋さんを見た後は、お洒落な赤いベレー帽をかぶった店主が快くビルを見学させてくれました。フラっと立ち寄ったのですが、お店に入るといい雰囲気でお店の中の柔らかい光のまわり具合が素敵です。お花屋さんは、フレッシュなお花よりは、今、流行りのドライフラワーが中心で、若い女の子がどこに立っても絵になるようなお店です。フレッシュなお花の販売の仕方もそのお花に合う花瓶に生けられていて、初心者の人がお花を生けるのに、とても参考になると思いました。

私は、おもちゃメロンという可愛らしい実を買って帰りました。熟すとメロンの香りがするそうです。それは、名前のごとくおもちゃのようで手触りはゴムでできた作り物みたいに柔らかく手のひらに乗るくらいの大きさです。テーブルの上に飾るのに良さそうです。

丸亀ビルの下見

当日場所を借りて写真撮影をするにあたって、どんな場所なのか、部屋はいくつあるのか、部屋の明るさ、光の当たり方、などを見るために2回、撮影前に丸亀ビルを訪れました。これがロケハン、初めてです。一番気に入ったのは、窓の高さが高く、壁にたくさん窓があることです。縦長い窓が、いい雰囲気です。むき出しの床や壁、電気など、これは、撮る人が撮れば、素敵な写真が撮れるだろうという場所でした。イメージがどんどん膨らむ場所です。ビルの階段を上りながら気持ちがたかぶっていくのを思い出します。なかなかこんな雰囲気の場所はないと思います。

写真撮影の日

今日は3回目の丸亀ビルになります。撮影の時間が近づいてくるに連れて緊張感が高まってきます。モデルさんとは、丸亀ビルで待ち合わせ。撮影用の準備の荷物も、1週間の海外旅行、いや、それ以上に荷物があったと思います。いろんな想定を考え、いくつものパターンを考えたからこその荷物です。限られた時間の中で失敗は許されません。段取り良く、撮影を進めていきます。撮影時間は2時間と少し。あっという間に時間は、過ぎていきました。おしゃれな丸亀ビルの何もない空間の中に自分のイメージを創り上げていきながら、モデルさんにポーズの指示を出したり、カメラで撮った画像を確認しながら、衣装も着替えてもらったり、荷物を運んだり、レフ版でモデルさんを照らしたり、すべてが初めての体験になりました。

丸亀ビルは、窓が多いのですが、開く窓は、ほとんどなく、空調もありませんでした。ペンキを塗っていて窓が開かないのです。撮影日は、今年最後の30℃近くの夏日で、汗が吹き出し、その点は大変な撮影となり、体力を消耗しました。

今回の撮影には、モデルさんの他にカメラの大先輩と一緒でした。先輩の撮影に対するこだわりや的確なディレクションは、目を見張るものがあり、これで十分ということはいつもなく、撮影が終わった後も、すぐに反省会が始まります。これで満足という妥協は一切しないところはいつも尊敬するところです。だからこそ、先輩はいつも洗練されたセンスのいい写真が撮れるのだと思います。

まとめ

モデルさんを頼んでのポートレートは初めての経験でしたが、限られた時間の中で撮影をするということは、事前準備から片づけまで、また周りの人に気配りしながらなど想像以上に大変なことも多かったですが、物を創り出すといういつもと違う写真撮影を楽しむことができました。翌日以降、身体に疲れが出たことは、いうまでもありません。数多く写真を撮り、その中で数枚でも、自分のお気に入りが撮れた写真を見た時、嬉しくなり、また写真を撮りたくなり、楽しい時間を過ごせたなと思えるのでした。