今年も、勇気をだして2回目のグループ写真展に参加してみることにしました。青春写真教室の卒業生の瀬戸内のメンバーと岡山の中級メンバーによるグループ展です。岡山市のpieni duexさんにて1月7日から15日まで開催されました。
どんな写真を展示するのか
私は、お花と人とのつながりを今年も引き続き表現してみることにしました。写真で尊敬する人から、やっぱりお花でしょ。と、今回も背中を押してもらいました。私も、このお花の写真は、撮り続けてみたい一つです。写真展というものに参加しなければ、自分がこの種類のポートレイトを撮るなんて考えてもなかったことのように思います。
撮影当日までの準備
今回は、こんな風に計画を立てて作品を作っていきました。
10月より写真のイメージを膨らますために、絵コンテをたくさん描きました。いろんなポーズした女性の絵をたくさん紙に書きとめました。撮影日を決めます。そして、モデルの依頼をし、撮影場所の予約をしました。身に付けるお花をどんなものにするかを決め、作り方を考えます。撮影場所は、撮影日と同じ時間に、ロケハンに行き、窓から入る光の加減を見に行きました。モデルさんには、あらかじめ撮りたいイメージの写真を送って、こんな感じの写真が撮りたいことを伝えておきました。最後に、ブルーのワンピースを着てきて欲しいことを伝えました。
自分の中では、ゆるりとした絵画の中のような静かなポートレイトが撮りたいイメージと、ブルーがかった写真をイメージしました。
撮影は10月末
前日の夜から当日使うお花をアレンジしていきます。今回は、ミニバックと髪飾りを作りました。撮影中にお花がしおれてしまわないようにオアシスやワイヤーネットなどを使いました。早く作りすぎてもいけないし、直前では、時間が足りなくなってしまうこともあります。また、材料が足りないってことにならないように、花材も多めに準備しておきます。ここは計画的に慎重に気を使うところです。
髪飾りに関しては、重さや安定感を確認するためフィッティングを何度も重ね、着脱がしやすいように色々試行を重ねました。髪飾りは、かなりのボリュームもありますので、バランスが悪いと頭の上に乗らずに落ちてきてしまいます。写真で青い色を活かすために、お花の色は、白を多く使いました。
撮影場所は、1時間のレンタルでしたので、自宅のように、ゆっくりとはいかず、限られた時間の中でどれだけ自分の理想に近い写真が撮れるか時間の中でただただシャッターを押し続ける1時間でした。レンズを替えてみたりして撮ってもみました。
写真を選んでいく
撮影した写真は、Lightroom classicで読み込んで、レーティングしながら最後の10枚くらいまで時間をかけて選んでいきました。ここから、色の編集をしていきます。編集が私には難しく、イメージの青に近づけようとするのですが、触れば触るほど、イメージと離れてしまったり、気に入った写真の顔の部分に余計な植物が映っていたりと、編集で消したり毎晩パソコンに向かう日々が続きました。最終的に意見を聞きながら、この2点を選びました。後から見ると課題は多く、あーすればよかったのかなと、反省点はたくさんありました。写真を撮りながらいろんなことを考えること、いつも当たり前のように見ている憧れの写真を撮る人は、いつもそれができているのです。
写真の印刷
今回はピクトリコプリント工房さんで印刷をお願いしました。印刷の紙の種類もたくさんあり、私では種類が多くて、選ぶことができず、写真のデータを見ていただき、写真によく合う紙をピクトリコさんに選んでいただきました。ピクトリコさんより、半光沢紙のセミグロスペーパーが写真に一番合うと言われました。第2候補の紙まで、選んでくれました。第1候補の紙でお願いすると、テストプリント(A4)を送っていただき、それをみて、承諾してから本番印刷(A3)となりました。その間、額装やマットのことなど、メールでのやりとりもとても丁寧にアドバイスしてくれました。送料は、お高めですが、写真をとても大切にしてくれていることが伝わる梱包でした。https://www.pictorico.jp/print/
額装は、寺下額装店さんに写真を持ち込み、マットの色を指定して(ピクトリコさんより白よりアイボリーが似合うとアドバイスをもらいました)、写真に合う額を何点か選んでいただき、その中から決めました。色は濃紺の額縁です。新年早々の写真展。年末年始は、お店がお休みになることもあり、計画的にしていたはずでしたが、12月最終週の仕上がりとなり、少々、焦りました。
まとめ
写真には、個人それぞれの思いがあり、表現方法もたくさんあります。撮影から仕上げまで、いろんなことが組み合わさり1つの作品が出来上がっていきます。写真だけでもいろんなタイプがあり、編集や見せ方で、どんな色にも変わっていきます。作り上げていく過程が、楽しくもあり、悩ましいところでもあります。写真展に参加すると、新しい発見が必ずあります。
pieni duexさんは、古民家を改装した暖かい雰囲気のギャラリーです。こんな素敵なギャラリーでカメラを始めたばかりの私がグループ展に参加させていただくことは、贅沢でもあり、幸せなことだなと感じています。写真展に出品する私の作品は、進行形の模索中の作品なのかもしれませんが、この作品が、写真と向き合った現在の私の写真なのだと思います。お花に係る写真は、続けていこうと思います。このようなお花のポートレイトの写真は、写真展に出品するからこそ撮れる、撮れた作品です。学ぶことがたくさんあった写真展でした。
写真展の会期中は、遠方より、また、岡山の方にはたくさん、そして四国からも見に来ていただきましてありがとうございました。
以上が私の作品ができるまでの様子です。
写真展も終わり、一段落。カメラを持って出かけたいと思います。バレンタインのチョコレートの準備をする時期になりましたね。
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