6月の花のある暮らし。アジサイで作る、フレッシュなバスケットアレンジ

アジサイが美しい季節となりました。晴れた日は気温も上がり、暑い日が続きました。家でも季節を感じられるように、アジサイを使ってバスケットアレンジを作ってみました。

花材は運送会社の営業所止め

お花の仕入れについて、私は大田市場から仕入れています。一番新鮮な状態でワークショップでお花を使っていただきたいため、ワークショップの当日着の配達になるようにお花の発注をしています。

金曜日に羽田空港から伊丹空港にエア便で届きます。大阪からはトラックで四国の高松へと運ばれます。高松には、夜中の2時に着いています。その後、午前の配達になるのですが、いつも土曜日の10時半ころから11時ころに届きます。クール便ではないので、つまり、何時間もこの気温で暖かくなっているトラックの中にお花が閉じ込められるわけです。

今月から気温が上がったため、花市場の方のおすすめもあり、花材を営業所止めにして、取りに行くことにしました。午前7時から受け取れます。まだ、気温が上がっていない時間ですので、お花にはとても大切なことです。家に帰って、しっかりと水揚げ作業をします。

今日の花材

枝アジサイ(紫系)スプレーバラ(フェアリーキッスホワイト)、ルシアンサス(アンバーダブルショコラ)、ケイトウ(プティフルーツマーメイドピンク)、デルフィニウム(ペガサス)、青いブドウ、サンキライ、スモークグラスです。

お花の名前が可愛くて、これもまた、生産者さんのお花に対する気持ちが伝わってきます。

アナベルは、開く前の若いお花が届きました。

アジサイの水揚げ方法

アジサイの茎を斜めに切り、切口の茎の中の綿をハサミの先でこそげます。その後深水に付けます。

また、湯揚げという方法もあります。湯揚げは、最初からするのもいいですし、水が下がった時にも効果があります。

まず、お湯を沸かします。沸騰させます。お花が傷まないように新聞紙でくるんで、水揚げする茎を2センチくらい、熱湯につけます。20秒くらいです。そうすると、茎から、泡がぷくぷくとあがってきます。つまっていた道管が開通します。その後、冷たい深水にしっかりつけます。熱湯に使った部分は茶色に変色しますので、その部分はさらにカットして、再度、綿を取り除きます。

一番、簡単な方法は、アジサイがドボンとつかるくらいの入れ物に全部を付けることです。お風呂の湯舟でもかまいません。アジサイはお水が大好きなので、しばらくするとシャキシャキのアジサイになります。お花に見える部分は、ガクですので、お水につけても大丈夫です。

また、アレンジ後は、お水をよく吸いますので、今回のバスケットは、毎日300ml  のお水を足し、霧吹きを毎日しました。5日経ってもアジサイはお水が下がることなくとっても元気です。私は、今回のアジサイは、お水にアジサイ全体をドボンと付けました。もちろん、斜めにカットや綿取りは必須です。

アナベルでアジサイ守り

アナベルを余分に仕入れていました。しかし、届いた時から水が下がっていました。急いで湯揚げをして、回復させましたが、心配でしたので、アレンジには使いませんでした。仕入れたお花は届くまで状態がわからないので、ドキドキするところです。

お花を無駄にはしたくなかったので、アナベルでアジサイ守りを作ってみました。保水キャップを使ってみましたが、2日目には、お花は、しぼんできました。若いアナベルだったこともあるでしょう。

アジサイ守りで、アジサイのお花の形を残す場合は、熟したアジサイ、水分がだいぶ飛んでいるお花を選ぶとそのままの形でドライになるでしょう。

アジサイ守りは、6月の6の付く日に飾ると良いとされています。魔除けや厄除け、金運アップなどのご利益があるようです。

バスケットアレンジ

メインのお花はアジサイです。サンキライなどの枝や実や葉っぱで、アジサイの面をデザインしながらアレンジをしていきます。バスケットに詰まる感じではなく、スモークグラスなども使いながらふわっとアレンジ出来るのが今回の理想です。

去年のバスケットアレンジに参加した人は、去年のバスケットを使いました。今年は同じバスケットはありませんでした。バスケットの横幅は同じですが形や素材、奥行きが違うと雰囲気も少し違って見えます。

また、同じ花材でもお花の横にどのお花の色をもってくるかによって、色のトーンが変わり、これもお花の色合わせの楽しいところです。

Vegecafeさんでワークショップ

最近は,Vegecafeさんを使わせていただきワークショップをしています。駐車場の心配もなく、お花に必要な水道が机に近い場所で使えたり、ゆったりとした空間は、お花のレッスンをするのに最適な場所です。

 

お野菜たっぷりのメニューやお隣のモンシェリーさんがVegecafeさん様に作ったデザートもあります。小さなデザートは、少しだけ甘いものが欲しい時におすすめです。もちろん、2つ、3つと食べる方もいらっしゃいます。

まとめ

季節のお花を室内に飾ってみましょう。忙しさに流される時間もお花をみて、少しほっとしたり、元気をもらったりします。

お花によっては、これからの暑い時期、すぐ元気がなくなってしまったりしますが、産直で安いお花を買ったり、お花屋さんでお気に入りの1本を買ったりして飾るのもおすすめです。もちろんお庭のある人は、お庭の植物を少し飾るのもいいですね。

暑い時だから、お花が持たないわと思ってしまいますよね。水揚げをしっかりして、飾ってあげると、意外と長持ちしたりします。夏でも、お花を飾ってみてください。

前回のワークショップはこちらです。→https://peaceofmind-flower1.com/lesson-ws/ws-5-2

VegecafeさんのHPはこちらです。→https://sizucu-shop.jp/pages/vegecafe

ABOUTこの記事をかいた人

香川県在住フラワーデザイナー(講師歴15年目) 緑のある暮らしが好きです。花、植物、自然が好き,マンションのベランダでバラを育てています。 2020年12月からカメラを始めました。 お花に触れて幸せだなと感じて癒される時間を一緒に過ごしましょう。 楽しい時間は自分で作って、自分の時間を楽しみましょう。